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群馬県産 アイスプラント

先日アイスプラントなる不思議な野菜を食べてみました。

表皮に塩を隔離するための細胞があるため葉の表面が凍ったように見えることが名前の由来になっているようです。乾燥や塩害などの過酷な環境で育ったため独自の進化を遂げた植物のようです。

南アフリカ原産のアイスプラントは、リンゴ酸にナトリウムやカリウムなどのミネラル類、そしてカロチンを豊富に含み栄養学的にも優れているだけではないく、土壌の塩分を吸い取る能力があるため、佐賀大学農学部が有明海沿岸の塩害対策に役立てようと植えていたのがきっかけだったそうです。しかし、どんな環境でも生育でき、生食すると塩味がする、というユニークさから栽培研究がすすめらていました。あるとき農家の勉強会で出品されたとき大変好評だったということで野菜として商品化されたものらしいです。

栽培しやすい、様々な害に強いため無農薬栽培をしやすい、栄養価も優れているということから最近注目されています。

プチプチとしたっ食感とほんのり塩味でおもしろい野菜です。